
「大麻 = 麻薬」
「大麻 = 悪い物」
「大麻 = 駆除すべき物」
と、多くの日本人が思っているのでしょう。
・天皇陛下が即位する時の衣
・伊勢神宮の御札は神宮大麻と言う
・神社の注連縄(しめなわ)
・神社の鈴緒(鈴を鳴らすための縄)
・神主さんが使う大麻(おおぬさ)
・横綱
など、全てに「大麻」が素材として使われています。身近なところでは、七味唐辛子の中にも麻の実が入っています。
約70年前までは、大麻に感謝し、日常生活はもとより、産業、神事などにおいて存分に恩恵を受けてきた日本人。
今では、野生大麻を「駆除」できずに困っている・・・。ですか。
⇒『野生大麻の所持後絶たず 北海道の広大な群生地、駆除限界 北海道新聞』
「駆除」って害のあるものを追い払い、除くことですよ。
大麻は日本国が建国される更に昔の神代から脈々と受け継がれてきた農作物です。
その歴史は稲作よりもずっと古いことが考古学研究でもわかっているそうです。
大麻草が何をしたのでしょうか。
駆除されても駆除されても、神々やご先祖が恩恵を受けた生命力で生き続けているだけ。
悪いのは強欲にまみれた人間でしょう。
日本の野生大麻は「繊維型」なので薬理性は高くないとのことなのですが、大麻の研究すらままならない国になってしまっています。
大戦後、日本から大麻を取り上げた国々は着々と大麻を解禁し、医療や産業での利用に着手しているそうです。
日本で大麻と言えば、所持が禁止されている「葉」と「花穂」の部分のみに注目が集まります。
しかし、日本の神々やご先祖は大麻の繊維に「罪や穢れを祓い清める力」を感じ、脈々と現在まで受け継いできてくれたのです。
日本国と日本人のアイデンティティの礎ともいえる大麻との関わり。
日本国と日本人こそ大切にしないといけないのではないかと私は思います。
合同会社アスリー 辻本 友樹
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